開校当時のお話 掲示板

当時の様子第62話

2期 田舎おやぢ
(2010/07/23 14:12:18)

助っ人として開校当時の高校生の趣味について話題を提供したいと思います。
74年前後からオーディオマニアという言葉が聞かれるようになり、ステレオ設備に凝る趣味が流行り出しました。そのステレオで聴く当時のレコードとして、主流の30センチLPは2200円程度と高く、二枚組アルバムは3000円を超えました。あの頃の物価から比較すれば高い値段と言ってもいいでしょう。

オーディオマニア同様、今では死語となっているエアチェックという言葉は、高いレコードを買うお金の無い中学から高校、大学生くらいまでの層が、FMラジオで自分の好きな曲をかけてくれる放送をチェックして、それを録音するという行為を言いました。好きな曲だけをカセットに録音し、好きなときに聞くことができるので、当時の若い人達の多くは経験があると思います。

昔のFM放送は曲をフェイドアウトすることは滅多になく、10分以上の長い曲でも地方のFM局独自のリクエスト番組では延々と流してくれました。横浜ですと、NHK横浜で毎週土曜日の午後1時からだったっけなあ、磯浦キャスターといったか、アナウンサーと、落合恵子さんのお二人で4時間くらいの番組が組まれていました。

さて、エアチェックですが、東京はもとより、関東地方の各NHK局とFM東京(これくらいしか局はありませんでした)の番組表と、詳しい選曲内容が載っているFMファンとか、そういうFM放送専用の雑誌がいくつか、週刊でかなりの部数発行されていて、それらをチェックすることにより行われていたのです。

渋谷陽一とか、大貫憲章(漢字定かでない)といった評論家がリクエストを受けて蘊蓄を語ったあとに曲がかかりました。ラジオカ付きカセットレコーダー(ラジカセ)の録音ボタン、当時は操作を誤らないようにプレイボタンと録音ボタンを一緒に押す必要がありましたが、これに手をかけ待ち構えていて録音したものです。
少し後になると、ポーズボタンという便利なものが現れ、予め二つの録音用ボタンを押して、これをポーズボタンで一端停止させてから録音するようになりました。

カセットもアナログとしての音質を究めようと、クロームテープ等といろいろ研究され、TDKのED、富士フィルムのFX、ソニーのHFテープ等が出てくるようになりました。録音の音質を良くする機能でドルビーBシステムとか、スピーカーの3ウエイシステム等、デジタル化される前までは深いギロンが展開されたものです。

今となっては、手のひらに乗るサイズの小さなキカイから、おもちゃみたいなスピーカーでいい音色が出るようになり、真空管アンプの音を追及している現在のオーディオマニアは殆ど宗教家みたいになってしまいました。

FM放送も、AMラジオと変わらない、おしゃべり中心の番組内容となり、折角の音質が良くなる変調方式のFM放送がもったいない感じがするのは我々世代ぐらいです。80年代後半だったか、J-waveが試験放送していたときの音楽だけの放送は、そういう年代にとっては非常に好感のもてる内容でした。

と、またも懐古調になってしまいましたが、懐かしい時代でした。今でも沢山のカセットを捨てられないで持っています。老人のタワゴトですかね。

[返信]   [削除]   [一覧へ]
[トップページへ]

港南台高校 同窓会